失敗できる環境は“組み立てなければ”できあがらない【失敗してもいいは土台をつくってこそ】

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こんにちは!しょっぴーです。

なんでこんなことになったんだ!!

無能な上司ほどこんな言葉を口にする傾向にありますが、「失敗を恐れるな!ガンガン行け!」と無策で挑戦するのも、いかがなものかと思います。

しょっぴーも、社会の一員として働く身であるため、これまでいろんな会社の色々な失敗に対する考え方に触れてきました。

そこから分かってきたことは、世の中には大きく分けて2通りの考え方があります。

失敗なんてとんでもない、失敗はできるだけ避けた方が良い。

大きな成功を目指すよりも「失敗をしない」ほうが遥かに重要。

「あー、やっちゃったね。どうすんの?これ」と、揚げ足取りする上司や元請け担当者

ほとんどの会社(しょっぴーの実体験に基づいた話)

これが一般的な考え方ではないでしょうか。

一直線に成功ということはほとんどありえないと思う。成功の陰には必ず失敗がある。

当社のある程度の成功も、一直線に、それも短期間に成功したように思っている人が多いのだが、実態はたぶん一勝九敗程度である。

十回やれば九回失敗している。

この失敗に蓋をするのではなく、財産と捉えて次に生かすのである。

一勝九敗(ユニクロ:柳井正)

はたまた、こんな風に言う人もいるようです。

失敗に対する考え方は、この『失敗はしてはいけない』という考え方と、『失敗してこその成功だ』という考え方に分かれます。

「なかったこと」にしようとする心理

どこの会社でも失敗すると怒られるため、そのこと自体を「なかったこと」として隠ぺいする傾向にあります。

よくあるのは、これくらいなら報告しないほうが『お互いのため』だからというものです。会社としても、ミスをした本人にとっても「なかったこと」にしてしまうというものです。

大きな失敗は、これまでのキャリアを台無しにしてしまうことがあります。しかし、この程度では済まされなくなった、となった時、大きなニュースとして取り上げられているのも、また事実としてよく耳にします。

ヒューマンエラーという『失敗』は、飛行機が墜落したり、車が炎上したり、助かるはずの患者が亡くなってしまったり、と、時に重大な悲劇につながります。

そのため、管理する側としては、安易に「失敗してもいい」などとは、口が裂けても言えず、その環境で従事している側としては、なんとか「なかったこと」にしたいと考えるのです。

失敗はゼロにはできない!ならば、どうするべきか?

マネジメントの大先生であるピーター・ドラッカーは、失敗は「前提条件を整えろ」と言っています。

成果とは長期のものである。すなわち、まちがいや失敗をしない者を信用してはならないということである。それは、見せかけか、無難なこと、下らないことにしか手をつけない者である。

成果とは打率である。弱みがないことを評価してはならない。
そのようなことでは、意欲を失わせ、士気を損なう。

人は、優れているほど多くのまちがいをおかす。
優れているほど新しいことを試みる。

マネジメント(ピーター・ドラッカー)

ドラッカーさんは、「失敗がない人など信用できない」と言い切っています。

失敗をしないということは、単に「目標が低く設定していた」ということなので、そもそも挑戦をしていないということです。

そんな人が「私はできます!」と言ってきたとしても、信用に値しないということですね。

そのため、「失敗」は必ず起きるものと認め、システム全体として「失敗」を次にどう活かすのかという考え方を取り入れる必要があります。

失敗は致命傷を避ける「転び方」が重要

失敗は、成長のチャンスであり、成功につながる貴重な経験でもあります。

失敗を防ぐことは不可能ですが、致命的なダメージを避けることは可能です。

必要なことは「失敗」は起きるものと認め「失敗」を受け入れる考え方を取り入れること。

そのために、以下のような考え方を意識しましょう。

失敗を受け入れる

失敗を受け入れ、自分を責めたり否定的な考えに陥ったりすることを避けることが重要です。

失敗は誰にでも起こりうるものであり、成功につながる貴重な経験でもあります。

むしろ、僕からしてみたら失敗の経験をしないから「大きな失敗」をするわけで、上手に転ぶためにはたくさん転べばいいだけの話です。

細かい失敗を100回くらいすれば、大きな失敗はなくなります。

組織であれば、そのくらい『考え方』を明確に打ち出し失敗を受け入れる土壌を築かなければ、失敗を隠す危険な組織につながります。

失敗から学ぶことを意識する

失敗から学ぶことができれば、同じ過ちを繰り返すことを避け、次回の成功につなげることができます。失敗した原因を分析し、改善する方法を見つけることが重要です。

失敗に対する前向きなアプローチをとる

失敗に対して前向きなアプローチをとることが重要です。

失敗を乗り越えるために、新しい目標を立てたり、前向きな考え方を取り入れましょう。また、失敗を認め、改善するために他人の意見やフィードバックを求めることも重要です。

笑いながら細かい失敗を経験して、「じゃあどうしようか」と前向きなアプローチを取れなければ、失敗を受け入れる土壌は築けません。

自分自身を励ます

失敗した後は、自分自身を励ますことが重要です。

基本的に失敗はしたくないものです。誰しも失敗したくてするわけではないので、落ち込むことも出てきます。

そのため、自己啓発的な『考え方』として「失敗してもいいんだよ」と明確に刻み込む必要があるのですが、考え方が身に付いていないうちは自己嫌悪に陥ります。(考え方があってもなりますが…)

失敗に対する自己嫌悪や自己否定を避け、自分自身にポジティブなメッセージを送りましょう。また、友人や家族からの支援を受けることも大切です。

失敗をチャンスに変える

失敗はチャンスに変えることができます。

失敗を機会として捉え、新しいアイデアやプロジェクトを生み出すことができます。また、失敗した経験を活かし、他人を助けることができます。

過去の失敗談は、これから始める人にとっての最上のアドバイスになります。

まとめ

失敗は、失敗の経験がないから大怪我につながる失敗をすることになります。

そのため、日頃から細かい失敗を受け入れる土壌を築く必要があるのですが、そのためには『考え方』を整える必要があるということです。

  • 失敗を受け入れる
  • 失敗から学ぶことを意識する
  • 失敗に対する前向きなアプローチをとる
  • 自分自身を励ます
  • 失敗をチャンスに変える

これらの考え方を、『システム全体として仕組みとして』取り入れ、失敗をしても大丈夫な土壌を築きましょう。

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