こんにちは、しょっぴーです。
自己肯定感が大切だとよく言われますが、今日はその自己肯定感について深掘りしていきます。
自己肯定感とは、自分のありのままを認める感情のことをいいますが、僕は「自分を許す技術」だと定義しています。
自己肯定感を高めるには、自分の良いところも、悪いところも認めて受け入れる必要があるわけなのですが、、、そうは言っても実際のところ、人間「自分の悪いところ」なんて簡単には認められないものです。
頭で悪いと分かっていても、感情が認めさせてくれません。
明らかに自分が悪いとしても、いろんな感情が邪魔してしまい、あらゆる言い訳を探して、なんとか自分は悪くないと正当化したくなるものです。
人間なんてそんなものでしょう?
自己肯定感を知るには、まず人間の本質を知る必要があります。
どんなに聞こえの良い言葉を並べても人間は本質的に弱い部分もあり、そこを隠すように“強い自分風”の皮を被っています。
これは本能として外敵から身を守るための防衛システムなので、弱い部分は見せたくないように出来ているということです。
つまり、弱点もセットで受け入れるためには「技術」が必要で、“技術”だからこそ、意識的に磨く必要があるということです。
自己矛盾に気付くことが自己肯定感の第一歩
そもそも人は弱いのに、世間の“こうあるべき”という姿に矛盾があることに気がつく必要があります。
「上手くできなくて当たり前」であるにも関わらず、“上手くできた方がいい”という、世間の勝手な圧力が自己肯定感を下げる最大の要因です。
つまり、問題は世間の側にあり、「あなたの側には何の問題もない」という事実を知る必要があります。
そのうえで“あなたはどうしたいのか”ということを考えていけば、「出来ない自分」に悩まなくてすみます。
「出来ない自分」に悩む原因は、まさかの“出来なくて当たり前”と気づけていない世間の常識だったのです!
自己肯定感とはダメな自分を許す力
基本、みんな自分に厳しすぎると思いませんか?もっとゆるっと生きていい思いと思うのですが。笑
とはいえ、いう事を聞かなくてわがまま放題の娘には、自分のキャパが足りないために必要以上に叱りすぎてしまい、娘の自己肯定感を下げている自分がいます。本当に毎回反省しています。
おぉ神よ。こんな私を赦しまえ
自分だけずるい!
あなたも赦しますので…
自分に甘く、娘にあたってしまう最低な僕ですが、自分を律する意味で「自己肯定感」についてまとめています。
必要なことは親も子どもも、まずは“あなた自身”が「知り」、自己肯定感を高める「方法論を学び」、なるべく「実践する」ことですね。
親が知るべき自己肯定感の重要性
世間が勘違いをしているくらいなので、多くの親もこの矛盾に気がついていません。
そもそも弱いのに、強くあらねばという「自己矛盾」は知らず知らずのうちに「自己否定」へとつながります。
まずは「弱い」「出来ない」「悪い」といった状態が、そもそもデフォルトなのだと理解すれば全ての悩みから解放されます。
だって、そもそもが勘違いなのだから。
その状態から、あなたのなりたい自分を目指せば「自分は全然できない・・・」とか訳の分からないことは言わなくなります。
「言えなくなる」が正しいかもしれません。
全てを許し、全てを受け入れるという考え方
自分の意識を縛り付ける「観念」という概念があります。
カッターナイフは、ある人にとっては「危険なもの」で、またある人にとっては「便利なもの」で、またある人には「楽しいもの」です。
さて、あなたにとってカッターナイフとは、いったいどういったものでしょうか??
ある時、僕はカッターナイフでケガをしました。その時、僕はカッターナイフが危険なものだと認識しました。これが「観念」です。
そしてまたある時、僕は他の人がカッターナイフでケガをしたのを目撃しました。血がポタポタと落ちるところを見て、僕はカッターナイフがさらに危険なものだと認識しました。そして、自分の子どもには絶対にカッターナイフは触らせないようにしようと考えました・・・。これが「固定観念」です。
「固定観念」とは凝り固まった視点ということです。
赤ちゃんはカッターが危ないことを知りません。それはまだ「観念」がくっついていないからですね。
では、小学生の娘に「カッターナイフは触らせないようにしよう」と考えた場合はどうでしょう?これは「親のエゴ」と言われても仕方ないでしょうね。
人は、経験によっていろいろな「固定観念」に縛られます。しかも放置しておくと、その数はどんどん増えていくことになります。
しかし、その認識は、その人が勝手に創り上げたものに過ぎず、それが正しい認識とは限りません。
カッターくらい使わせなよ!
子どもの経験のチャンスを奪う権利はないでしょ!
ごめんなさい
気が付けたならいいんだよ
ある時「この考え方は凝り固まったものだ」と気づく必要があります。
つまり、どんな認識も「偏ったものの見方」をしている可能性があり、そもそも正解なんてない世の中で「こうあるべき」なんてものは存在しないことに気づかなければいけません。
ある人にとっての正解は、ただその人から見て正解なだけ。反対側からみるととんでもない主張をしているかもしれません。
必要なことは全てを受け入れること。観念しましょう。
どういうこと?
どんな状態であっても、間違いなんてないし駄目なことなどひとつも何ないと知ろう。
今の自分の現状「デェフォルト(初期状態)」を認識できると、そこから前を向くだけで自立につながります。
目的地を見て立ちあがることを「自立」といいます。
安全地帯から一歩踏み出し、夢に向かって進みだしたとしたら、そこには自己肯定感を超越した“勇者”が姿に見えるでしょう。
親として必要な自己肯定感を育むサポート体制
これは、「しょっぴーなりの解釈」なのですが、子どもから大人へと成長する中で、大きく3つの成長期を経験することになります。
①観念を持っていない「無邪気な赤ちゃん期」、②いろんな観念を急激に抱え込む「悩める思春期」、③(理想の)現実を「構築しなおす期」に分かれます。
この時、③の【(理想の)現実を「構築しなおす期」】に、理想を考えずに「固定観念」とも向き合うことをしないと、残念な大人になってしまう気がしています。
昔から「頑固」は「おやじ」と続くので気を付けるようにしています。
第3期は、「いつからでも」「何度でも」向き合うことができるので、一度立ち止まってみるのもいいかもしれません。
この3期を踏まえてサポート体制を構築しましょう。
どんな結果もすべて受け入れる
必要なことは全てを受け入れること。「自分を許す技術」です。
それは我が子であっても当然同じことです。
そして、重要なのはプロセスです。
結果を受けそこからどうするのか、という視点が重要で、「結果までのプロセス」と「次の挑戦に向けたプロセス」に目を向けましょう。
失敗は必要なことだと伝える
そもそも失敗しないなんて挑戦していないに等しい!
詳しくはこちらを読んでください。
他人と比べない
ちょっと前の自分とくらべて、成長があるなら素晴らしいことだと知ろう!
他人と比べてもいいことが1つもありません。
強みを知る
一見難しく感じられる「強み」の見つけ方ですが、これはあなたの好きなこと、嬉しいと感じられることの中に必ずあります。なぜなら好きなことは、あなたの成功体験の塊だからです。
- スポーツが好き=身体を動かすのが得意
- 本を読むのが好き=読解力がある
- おしゃべりが好き=コミュニケーション能力が高い
- 旅行が楽しかった=視野が広い
好きなことから必ず強みを見つけることができます。
子どもは自分なりに考えている
できる親には分からないだけで、分からないなりに考えていると信じたい。(願望ですが)
ひとりの人間として接する
世代を超えるごとにバージョンアップしていくのだから、どうせ僕はすぐに追い越されます。僕よりすごい大人になる(可能性がある)のに、今偉そうに説教を垂れるのはダサいですよね。
必要なことは、一人の人として敬意を払い、人生の先輩としてコーチのように接することだと感じています。
これが、分かっていても全然できないのですが・・・
まとめ
自己肯定感とは「自分を許す技術」です。
まずは、人間の本質的な矛盾を知り、受け入れ方を知ることで前を向きましょう。
きっと現実はそんなに悲観的なものではないと思いますよ。
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